ボロンとはホウ素の事であり、植物の細胞壁に存在する物質の一つです。特にこれには女性ホルモンの働きを活性化させる作用や、ビタミンDを活性化させる作用などがあると言われており、俗にはバストアップに効果があるなどと言われる事もあります。
特に薄毛は男性ホルモンの過剰分泌によって起こる事が知られています。そのためその反対の女性ホルモンの分泌を促す事ができれば、薄毛の抑制に繋がるのではないか?という事は誰でも考えつきます。しかし重要なのは女性ホルモンの分泌量を増やす事ではなく、その分泌を乱す原因を考える事です。その原因を改善しない限り、薄毛は改善されません。
例えば性ホルモンはコレステロールから作られます。つまり単純に言って、コレステロールの摂取量が増えれば、性ホルモンの材料が増えますから、それが結果として薄毛に繋がっている可能性はあり得ます。またストレスを受けた時に分泌されるストレスホルモン、これもコレステロールから作られます。特にコレステロールから作られるプレグネノロン、実はこのプレグネノロンからストレスホルモンも性ホルモンも作られるので、両者は大きく関係していると言えると思います。
これはあくまで一例ですが、このように薄毛には様々な原因があり、女性ホルモンを増やしたからと言って、すぐに改善される訳ではありません。そもそもボロンの作用についても分かっていない部分が多い上、過信は禁物です。
ちなみにボロン、植物ならどんなものにも含まれています。また加熱によって失われると言われています。つまり摂取したいなら生野菜、果物、海藻、キノコ、ナッツなどになるかと思います。ただし胃の容量には限りがあり、それに取られると他の栄養素が疎かになってしまう可能性もあるので、摂取したいのであればサプリメントの方が無難です。
尚、当記事の内容は既に移転済みです。詳細については別ブログ「バストアップする方法について考えてみた」にある記事『ボロンでバストアップ?摂取方法や注意点等』にまとめているのでそちらをご覧下さい。