ここでは頭皮を労るための髪の毛の洗い方について、私なりに考えた事を書いています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

★手で直接触れないようにして洗う

自分が特に何か意識をしなくても頭皮の細胞は紫外線など外部からの刺激によって傷ついており、それを修復・再生する能力が上回る事で健康を維持しています。それは頭皮だけでなく人間のあらゆる細胞で起こっている事であり、髪の毛が薄くなるという事はそのサイクルが狂っている事を意味しています。よって髪の毛を洗う際に不必要に力を入れて擦るように洗えば、ますます頭皮の細胞が壊れてしまうでしょう。

そこで髪の毛を洗う際には頭皮に直接触れずに洗うという事が重要になります。頭皮に直接触れずに洗うとはどういう事かというと、「頭皮|泡|指」あるいは「髪の毛|泡|指」というように、できるだけ泡だけが頭皮の表面に触れるように洗うという事です。そのためには泡立てが非常に重要になりますし、また指の位置や力加減を常にコントロールしなければなりません。「指で直接触れない」という事を強く意識する事で、今まで当たり前のように行っていた「泡立て方」「指の使い方」「力加減」に注意が向き、それによって頭皮を優しく洗う事ができます。

尚、「爪を立てて強く洗わないと洗った気がしない」のは「爪を立てて洗うと泡を立てる意味がない」からです。何故泡立てるかと言えば、その泡が凹凸のある頭皮に密着して汚れを落とすからです。なので強く指を押し当ててしまっては逆効果なのです。


★実際の洗い方について

まずはシャワーなどで髪の毛を湿らせます。その際にはもちろん手で擦らないようにしましょう。髪の毛を湿らせたらシャンプーを手に取り、水を少しずつ加えながら泡を大きくしていきます。シャンプーを手に取る→水を少し加える→揉む→水を少し加える→空気を入れるように揉む→水を少し加える→少しずつ激しく泡立てる・・・の繰り返しです。それによって泡を大きくしましょう。十分に泡立てたら、まず髪の毛全体に空気を含ませるように馴染ませます。「空気を含ませるように」というのは、髪の毛全体を揉む時に手の平を時々髪の外へ出す事で可能です。それによって髪の毛を強く掴まない(頭皮に触れずとも髪の毛を引っ張れば同じ事)ように泡を大きくする事ができます。そして泡立ちが良くなってきたら頭皮も洗います。もちろん前述のように手で直接触れないようにしなければなりませんので泡の大きさが重要です。この時点で泡立ちが足りない場合には再び手にとって泡立ててから泡を追加しながら行いましょう。

泡立てる時間はゆっくり行っても数分程度で十分です。あまりに長すぎると、敏感肌の人ではそれが頭皮への刺激になる事がありますし、毛根が弱い人では抜け毛の原因になります。よってできるだけ短い時間で済ませる事ができるよう、「洗い方の順序」を効率化させる必要があります。もちろん短時間で済ますために強く洗ってしまっては何の意味もありませんので、必ず上記の事を意識しながら洗いましょう。

そして十分に洗ったらシャワーなどで洗い流すのですが、その際の力加減も非常に重要になります。必ず頭皮を擦らないように髪の毛の根本を優しく拭うようにして指を使い、かつ髪の毛を引っ張らないように落としましょう。また洗った後は頭皮がダメージを受けやすい状態(頭皮の表面にある皮脂はバリア機能の役割もある)になっているため、シャワーの勢いが強い場合にはシャワーを直接頭皮に当てない事も重要になります。更にその後も頭皮や髪の毛に指で触れない(触る癖がある人はそれも直す必要がある)ようにしましょう。


★洗髪後の頭皮表面のケアについて

前述のように洗髪後は頭皮及び髪の毛が乾燥しやすくなっているため、特に敏感肌・乾燥肌の人ではケアが必要になります。それを怠ればせっかく頭皮に良い洗い方をしてもフケや痒みなどの原因になります。よって洗顔後と同じ要領で保湿液などを使う必要があります。またお風呂に長時間入っている人ではお風呂上がりに水分及びミネラルの補給が必要です。特に半身浴などで浴槽に長時間入る場合にはミネラルの含まれた水分を補給しながら行う事を強くオススメします。尚、洗髪後のケアについては別の記事で紹介しているのでそちらを参考に→頭皮を労るための保湿術


★頭皮を労るためのオススメのシャンプー

頭皮は粘膜ではありませんので「栄養を吸収する」ような機能は本来持っていません。よってシャンプーに含まれる「有効成分」は基本的には「皮膚の奥までは吸収されにくい」と強く認識しておくべきです。そのように認識しておけば体の内側からのケア及び上記のような洗い方を重視させる事ができますし、せっかく高額なシャンプーを買ったのに肌に合わず損をするというような事も防ぐ事ができます。シャンプーを選ぶ際には「自分の肌に合うかどうか」を第一に考えましょう。

乾燥肌や敏感肌の人では洗顔料で頭皮を洗うのもオススメです。洗顔料は目や口、鼻などの粘膜の近くを洗う事を目的としているため、通常のシャンプーやボディソープよりも低刺激なものが多いです。もちろんその分、頭皮にあるような頑固な皮脂を洗い落とす能力には欠けるのですが、そもそも発毛や育毛は毎日の積み重ねによって行われるものであり、1日2日ゴシゴシ洗ったからといって髪の毛が生えてくる訳ではありません。毎日少しずつ綺麗にしていくという意味でも洗顔料のような低刺激な商品はオススメだと個人的には思います。尚、体専用(顔にも使えるなら頭皮にも問題ないが)のボディソープを髪の毛に使うのはオススメしません。

●NOV ノブ ヘアシャンプーD & 第一三共ヘルスケア ミノン 薬用ヘアシャンプー

NOV ノブ ヘアシャンプー
第一三共ヘルスケア ミノン 薬用ヘアシャンプー

どちらも敏感肌・乾燥肌の人にオススメの低刺激シャンプーです。

●アンファー スカルプシャンプー スカルプD オイリー
& 熊野油脂 スカルプケア薬用シャンプー

アンファー スカルプシャンプー スカルプD オイリー
熊野油脂 スカルプケア薬用シャンプー

脂性肌の方向けのシャンプーで、頑固な汚れを落とす事ができます。個人的に発毛・育毛を謳っているシャンプーは前述の理由(頭皮は粘膜ではない)からあまりオススメしませんが一応紹介しておきます。

●薬用ユースキンS ボディシャンプー

薬用ユースキンS ボディシャンプー
こちらはボディソープですが顔にも使う事ができる低刺激なものなので、敏感肌の人では頭皮のケアにも適しています。

●ロゼット洗顔パスタ 海泥スムース

「ロゼット」の洗顔料には様々なタイプがあり、いずれもクリームのようなきめ細かい泡ができるのが特徴です。そのため泡が肌によく密着し、汚れ、皮脂、角質を根こそぎ落とす事ができます。また泡立てが苦手な人でもきめ細かい泡を作る事ができ、敏感肌の人でも手軽に使う事ができます。顔専用で容量は少ないですが頭皮のケアにもオススメです。

●クレアラシル 薬用泡洗顔フォーム マイルドタイプ & スキンライフ 薬用泡のふんわり洗顔

スキンライフ 薬用泡のふんわり洗顔

容量は少ないですが値段も安めの商品です。泡で出て来るタイプのため泡立てが苦手だという人にオススメです。また低刺激なため特に敏感肌の方では頭皮のケアにもオススメします。私も使った事がありますが、炎症が続いていて肌が赤くなっている人でもその炎症を悪化させる事なく洗う事ができます。もちろん低刺激とは言っても丁寧に優しく行いましょう。