ここでは「体脂肪率」の重要性について私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

●体重をダイエットの指標にする事はできない

日本人女性は特にダイエットに対する関心が高く、おそらくほとんどの人が一度はダイエットの経験がある事でしょう。そのダイエット中における「体重」は「増えた」「減った」というのが見た目の数値ですぐに分かるので、それを指標にしてダイエットをしている人も多いと思います。しかし体重は数値として分かりやすい反面、「何が増えて何が減ったか」が具体的に分からないという大きな欠点があります。

例えば気温の高い日、運動を行って汗を大量にかいた後で体重を計測すると減っている事があります。しかしこれは体内にある水分量が減った事で一時的に体重が減ったという事であり、決して脂肪が減った訳ではありません。またいわゆる「むくみが解消される(疲労やストレスなど体調の変化に影響される)」という事でも体重は減る事があるため、その場合の「体重が減る=痩せた」は全くアテにはなりません。逆に「体重が増える」という点においても、体重が増えただけで「太った」と勘違いしがちですが、筋肉が付いても体重は増えますし、単純に水(1リットル=1キログラム)をガブ飲みしたり、やはりむくむ事でも体重は増やす事ができます。体重が増えたからといって必ずしも脂肪がついたとは限らないのです。

このように「体重」という数値はダイエットの指標にするのには適していないと言えます。そもそも体重は体全ての重さを表す数値であり、体重を気にする事で「脂肪以外の増減」にいちいち一喜一憂していたらキリがありません。


●体組成を計測してみよう

通常の体重計では当然体重しか計測する事はできませんが、「体組成計」を利用する事で詳細な体の状態を把握する事ができます。体組成というのは体重の内「何がどの割合あるのか」というの具体的に表したものです。代表的なものとしては体脂肪率(体脂肪量)、筋肉量、体内年齢、内臓脂肪、基礎代謝量、BMIなどが挙げられます。

もちろん機種にもよりますが、高性能なものでは左右の四肢における筋肉・水分量・骨量のバランスなども計測する事ができます。また中にはスマホなどと連動し、摂取カロリーや運動の強度などを入力する事で、「どのようにしたら現状を改善する事ができるか」を教えてくれる機能がついているものもあります。ちなみに一番高性能なものだと数百万円もするものがあったりします。

●オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン HBF-701
オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン HBF-701


●日本人の体脂肪率の目安について

以下に日本人の体脂肪率の目安について書いてみました。尚、年齢全てを書くと長くなってしまうので省略しています。
●男性(18~39歳)の体脂肪率
低:~10% 標準-:11~16% 標準+:17~21% 軽肥満:22~26% 肥満:27%~
●女性(18~39歳)の体脂肪率
低:~20% 標準-:21~27% 標準+:28~34% 軽肥満:35~39% 肥満:40%~
※以降の年齢では40~59歳で各+1~2%、60歳以上で各+2~3%。

ご覧いただければ分かる通り、男性よりも女性の方が体脂肪率の割合が高いです。これは女性が元々女性ホルモンの影響で全身に脂肪がつきやすいからであり、また男性は女性よりも筋肉が多いので、それによっても男性の方が脂肪の量は少なくなっています。競技スポーツを行っている人は別ですが、一般の人であれば上記の標準内の体脂肪率に保つ事が健康の維持には非常に重要になります。

特に日本人女性はダイエット志向が強く、ダイエットをしすぎて「低」となっている人や、それを目標にしている人がほとんどです。肥満も問題ですが痩せすぎも問題(脂肪は皮膚のバリア機能である皮脂の分泌、性ホルモンの材料、脂溶性ビタミンの吸収促進、血圧のコントロールなどに必要)であり、今一度考え方を改めるべきです。

脂肪の代謝を改善する事ができれば体の一部分に脂肪が蓄積するのを抑える事ができます。それによって全身に満遍なく脂肪が散らばるようになるため、例え上記のような標準の体脂肪率であっても決して太って見える事はありません。確かに体重を減らせば痩せて見えるでしょうが、脂肪だけでなく筋肉量が減る事でメリハリのない体型になってしまいます。筋肉を落とさずに脂肪を落とすためには食習慣よりもまず睡眠や運動など1日で大きな割合を占めている生活習慣の改善を優先すべきです。