野菜や果物は一般的にも「健康に良い」として認知されています。特に緑黄色野菜や果物にはビタミンCが豊富に含まれており、抗酸化物質の摂取源として有用です。また一部の緑黄色野菜にはβ-カロテンも豊富に含まれており、これにも抗酸化作用があります。更に植物性の食品は全体としてカリウムも豊富に含んでおり、ナトリウム及び余分な水分の排出を促し、水分代謝を改善させます。その他、一部の野菜には食物繊維が豊富に含まれており、腸内細菌を活性化させ、体内からビタミンB群を補給する事もできます。

一方、野菜や果物には欠点もあります。例えばビタミンCと一緒に摂取する事で、その抗酸化機能を高める作用があるビタミンE、これは野菜や果物には含まれる量が少ないです。また野菜や果物は全体として必須アミノ酸及び必須脂肪酸の含まれる量も少ないです。これらについては別途補給が必要であり、野菜や果物を食べるだけで髪の毛に良いなどと都合良く考えるべきではありません。

ちなみにですが、果物に含まれている果糖には、過剰摂取した際、脂肪酸の合成を促したり、細胞を劣化させる原因となる糖化を促す作用があると言われています。このため「健康に良い」とは言っても、果物ばかり集中的に食べる事では逆に健康を害してしまう可能性もあります。そもそもビタミンCは食品だけで摂取するのは無謀です。必要に応じてサプリメントを利用しましょう。

尚、当記事の内容は既に移転済みです。詳細については別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある記事『緑黄色野菜を食べてビタミンを補給しよう』にまとめているのでそちらをご覧下さい。