一般的に男性では男性ホルモンが、女性では女性ホルモンが分泌されるという認識だと思います。しかし実際には男性でも女性ホルモンが分泌されており、また女性でも男性ホルモンは分泌されているのです。その量は非常に少ないですが、女性ホルモンは男性ホルモンに対して抑制的に、男性ホルモンは女性ホルモンに対して抑制的に働き、全体の分泌バランスを整える役割があると言われています。そのため確かに男性ホルモンの過剰分泌は薄毛に繋がると言われていますが、重要なのは全体のバランスだと思います。

そう聞くと女性ホルモンを増やせば良いのではと思ってしまいます。しかし男性ホルモンの分泌を抑え込むほどの女性ホルモンというと、相当大量の分泌が必要であり、そのような事をすれば、男性では心身の女性化、女性では乳癌や月経異常などの副作用が出るリスクが高いです。そのため薄毛のために女性ホルモンを増やすなどと安易に考えるべきではありません。繰り返しになりますが、重要なのはバランスです。どちらか一方が増えても減っても良くありません。

ではどのようにして性ホルモンの分泌を整えれば良いのかですが、まず重要になるのは睡眠習慣の改善です。規則的な睡眠習慣があればメラトニンというホルモンが分泌され、これによって性ホルモンの分泌を制御できます。またメラトニンは昼間に分泌されるセロトニンから分泌されます。そのため昼間は活動的になり、太陽の光を浴びる事が重要になります。更にセロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから作られます。そのため必須アミノ酸を摂取する事も重要になります。

そして男性ホルモンはコレステロールから作られます。つまり脂肪であり、脂肪の過剰摂取を避けましょう。一方、同時に女性ホルモンもコレステロールから作られます。このため過度な制限も逆に良くありません。特に脂肪はエネルギー源として重要であり、制限を行うと省エネ体質となって、基礎代謝が低下する可能性もあります。食事の量は運動の量と合わせて考えるべきです。

ちなみにコレステロールからはストレスホルモンが作られます。このため過度なストレスにより、性ホルモンの分泌が悪化する可能性もあります。一方を増やそうとしたり減らそうとしたりするのではなく、生活習慣全体を、自然に見直すようにしましょう。

尚、この記事ではあくまで要点のみをまとめています。詳細については別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある記事『男性・女性ホルモンそれぞれの作用について考える』にまとめているのでそちらをご覧下さい。