腸内環境を整え便通を改善する事も髪の毛を労るためには重要になります。ここではそれについて私なりに考えた事を書いてみます。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

●老廃物を体の外へ出して新陳代謝を促す

胃や腸は食べ物を消化・吸収するために必要不可欠な臓器であり、それが正常に働かなくなればせっかく摂った栄養が無駄になってしまいます。特に腸は体内の老廃物を体の外へ出すために重要であり、正常に働かなくなると老廃物が体に溜まりやすくなります。

人間は主に小便、大便、汗、咳、クシャミ、涙などで体内にある老廃物を体の外へ出しており、特にその老廃物の8割は「大便」として体の外へ出していると言われています。何故それだけ大便の占める割合が大きいかというと食べ物以外も老廃物も含まれているからです。例えば古くなった細胞の残骸や処理された有害なウイルスなども老廃物の一つであり、腸は何も食べ物だけを処理している訳ではないのです。

そういった老廃物が体に蓄積するとどうなるかというと、例えば他の栄養の吸収を邪魔したり、血の巡りを悪くしたり、脳や他の臓器の働きを鈍らせたり、怪我の治りを遅くしたり、あるいは免疫力が低下して病気にかかりやすくなったりする事があります。発毛・育毛においては、腸内環境が崩れる事で「古くなったものを新しくする」という新陳代謝が滞る事になり、それが悪影響を及ぼす事があるのです。


●腸内で作る事ができるビタミンがある

腸内では一部のビタミンを作る事ができます。それがビタミンKやビタミンB群です。ビタミンKは主に大豆製品に多く含まれており、出血をした時の血を固める際やカルシウムの吸収を促してくれる重要なビタミンの一つです。腸内環境が崩れればビタミンKを効率良く作る事ができなくなり、怪我が治りにくくなったり、骨が脆くなったりする事があります。特に女性ではカルシウムが不足する事が多いため、むしろ意識的に摂る必要があるビタミンの一つです。

またビタミンB群ではビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどの一部を腸内で作っています。ビタミンB群は糖・タンパク質・脂肪など様々な代謝に関わるビタミンであり、特にビタミンB12と葉酸は細胞を新しく作り変える時に使われています。よって発毛・育毛のために腸内環境の改善は必要不可欠と言えるでしょう。


●食習慣の改善だけでは腸内環境は良くならない

「腸内環境を整えよう」とした時、ほとんどの人は食事だけでどうにかしようとします。しかし一度狂ってしまった腸内環境は食事だけで簡単に改善する事はできません。何故なら腸内環境は食事以外でも狂う事があるからです。

それが「睡眠習慣の乱れ」です。睡眠は脳や臓器を休めるために必要不可欠な生活習慣であり、十分な睡眠が摂れないと脳や臓器を休める事ができず、胃や腸の働きが鈍くなります。髪の毛を労るためには様々な種類の栄養素をバランス良く摂らなければなりませんが、睡眠習慣の乱れから胃や腸の働きが鈍くなっていれば消化・吸収がスムーズに行われなくなります。いくら体に良いものを食べても吸収されるどころか消化不良を起こし、異常に便の量が増えたり、下痢をしたりする事に繋がるのです。また例えば緊張した時にお腹が緩くなったりしますよね。実はストレスも腸内環境を悪化させる大きな原因になります。大きなストレスがあると睡眠習慣も乱れる事になり、それによって腸内環境は悪循環するように劣悪になります。食物繊維や発酵食品を食べれば便通が良くなるという固定概念から、多くの人が「睡眠習慣の乱れから来る腸内環境の悪化」に気付かないのです。今一度認識を改める必要があるでしょう。

もちろん肝心の食習慣によっても胃腸の活動は大きく影響されます。よくありがちなのが「食物繊維の摂り過ぎ」です。お腹に良いから、ダイエット効果があるからといって食物繊維を集中的に摂る人は多いですが、食物繊維は摂り過ぎると様々なミネラルの吸収を邪魔してしまう事があります。そもそもダイエット中においては食事制限をする事になるため、栄養の絶対量が足りない状態になっています。その状態で食物繊維ばかり集中的に摂るとせっかく摂った栄養素もどんどん外へ出るだけになってしまうでしょう。食物繊維は摂り過ぎず、制限し過ぎない(そもそも食物繊維は消化しづらく吸収できない食べ物)事が重要なんですね。

その他ではお腹に良いとされているヨーグルトや納豆などのいわゆる「発酵食品」も、そればかりを食べるのは胃腸に負担をかけるだけなので良くありません。何より食習慣では「バランス良く栄養を摂る」という事が大前提です。それができていなければいくら体に良い物を食べても無意味なのです。食習慣の改善だけで腸内環境を整えようとするのは逆効果と強く認識すべきですね。

そして更に運動習慣によっても胃腸の活動は大きく影響されます。日常的に椅子に座った姿勢を続けていると背中が丸くなり、お腹や背中の筋肉が衰えてしまいます。お腹や背中の筋肉は内蔵を支える役割もあるので、衰えると内臓の働きが鈍くなる事があります。お腹周りをよく動かすような全身運動は胃腸の働きを改善するために効果的であり、腹筋運動(別ブログ参照:腹筋を割る方法)や背筋運動はその意味でも重要なのです。また運動によって筋肉に刺激を与えると体が栄養を欲するようになります。人の体は常に古い細胞を新しく作り変える事によって健康を維持しており、運動によって筋肉の細胞が傷つけばそれを修復するための材料が必要です。その材料を消化・吸収するために運動をすると胃や腸の働きも活発になるのです。

このように快便になるためには「食事」「運動」「睡眠」と全て揃わなければなりません。たくさん食べて、たくさん運動をし、たくさん寝て生活にリズムを作りましょう。それを続ければ食習慣だけに頼らなくとも自然と腸内環境が良くなっていきます。食事だけでなく全体的に規則正しい生活習慣を続ける事が便秘の改善には重要なのです。